銀行融資2兆9000億円減 「貸し渋り」倒産最多818件

銀行融資2兆9000億円減 「貸し渋り」倒産最多818件

企業が倒産をすることは、間違いなく資金繰りの問題である。一般に、お金がなくなって倒産するが、黒字でも倒産する企業もある。それは、例えば、来月になったらお客様からの支払いがあって、資金が入ってくる予定なのだが、今月に支払いができなくなって倒産するといった形である。そういった黒字倒産では、銀行が一時的に融資をすれば良いのであるが、日本の銀行は、「日傘」で「雨傘」ではないと言われている。

バブル絶世期の頃は、銀行は、あたかも不動産業者と言われており、海外の先進国の銀行と比べて融資の仕方が特殊である。というのは、土地を担保にして、資金を融資するためである。海外の銀行は、どちらかというとベンチャー・キャピタルという色居合いが強い。つまり、伸びそうな企業に融資をして、後で大きく返済をしてもらう形を取っている。

そういったことから、日本の銀行マンは、不動産投資に関しては詳しいが、企業への投資は素人だと言われている。そういう不動産投資の時代は終わったので、これから伸びる銀行と言うのは、企業への投資を的確に行っている銀行だと言われている。

ではいったい、どのような銀行が企業への投資に詳しいのかと言うと、そのヒントは、ニューヨークに支店を出しているような銀行である。ニューヨークでは、不動産に詳しい銀行は生きていけないためである。

これらのことを考慮して、日本で事業を行っていくためには、トヨタ自動車が提唱して、世界的に広まっている経営方法である「ダム経営」が必要である。ダム経営とは、いわゆる無借金経営で、資金繰りをすべて自社で行い、資金繰りに融通の利く経営を行うことである。

今までは、健全経営をしている企業は、資産を負債でまかなう割合は70%以下と言われていたが、この割合は限りなくゼロに近づいた方が良い。私の直感ではあるが、負債の割合は30%以下、できればゼロにして、リスク分散という意味で、他に投資できるほどの余裕が欲しいぐらいである。


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